つなぎの診断士

自動車整備士の資格と経験を持つ経営コンサルタントのブログ

いくら教えてもできない時はこう考える。

とある経営者さんと面談をしているときに
「いくらこちらが教えても
ちっともちゃんとできないんです!」
と相談されました。

最近はあまり聞きませんが
昔なら「気合が足りない!」で
終わるのでしょうね。

「気合」のように人の
メンタルモデルの部分は
そう簡単に変えられはしません。

そもそも「教える」とはどういうことか。
この問いについては「行動分析学」が
そのヒントをくれます。

行動分析学は人間の行動を
科学的に研究する学問で
ある人がその行動をしているのはなぜか。
それを変化させるにはどうすればよいか。
を解明するのが目的です。

目を向けるのは
「人」ではなくその人の「行動」
ということになります。

そうなると「教える」とは
相手から「望ましい行動」を
引き出す行為となります。

なんとなく教えるとは
「知識などを与える」と思われますが
「引き出す」行為と見ると
違うアプローチになるのではと思います。