とある経営者さんと面談をしているときに
「いくらこちらが教えても
ちっともちゃんとできないんです!」
と相談されました。
最近はあまり聞きませんが
昔なら「気合が足りない!」で
終わるのでしょうね。
「気合」のように人の
メンタルモデルの部分は
そう簡単に変えられはしません。
そもそも「教える」とはどういうことか。
この問いについては「行動分析学」が
そのヒントをくれます。
行動分析学は人間の行動を
科学的に研究する学問で
ある人がその行動をしているのはなぜか。
それを変化させるにはどうすればよいか。
を解明するのが目的です。
目を向けるのは
「人」ではなくその人の「行動」
ということになります。
そうなると「教える」とは
相手から「望ましい行動」を
引き出す行為となります。
なんとなく教えるとは
「知識などを与える」と思われますが
「引き出す」行為と見ると
違うアプローチになるのではと思います。