昨日お伝えした仮想マネジメントゲームを
やるといろんな気づきが参加者に起きます。
その中でも印象的だったものは
優秀な人ほど気づかぬうちにやらかしている。
ということです。
その時もカードを使ってチームで課題をクリアする
という仮想マネジメントゲームでした。
中盤までなかなか進みがよくありません。
そこで参加者の一人が意を決したかのようにペンをとり
模造紙にいろいろと書きながら他のメンバーに情報を聞きだし
目の前の課題を解いていきました。
ゲームは時間内にクリアし
そのリーダー的役割をした参加者はご満悦です。
ゲーム後の振り返りで私は聞きました。
「他の皆さんはゲームに参加できてました?」
あきらかにゲームの進行から取り残され
聞かれたことを答えるだけになっていたのです。
さらに私は聞きました。
「果たしてその状況はチームとして適切なのでしょうか?」
そこでゲームクリアの立役者は気づいたそうです。
「自分が部下を置いてけぼりにしているのかも・・・」
優秀な人は1人でなんでもできてしまいます。
そして成果もあげている。
すると部下は
「あの人の言うことは間違いないから自分は余計なことは言わない」
「あの人がやってくれるので出しゃばらないようにしよう」
となり結果的に一人に仕事が集中する。
様々な事象の積み重ねで
そういう構造・そういうチームを自ら生み出している
ということになるのです。
ほんの一例ですが実は何気ないやり取りの中に
問題を生み出している要因が潜んでいます。
6月からスタート!
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発行元:エフリンク経営サポート
代表 佐藤文隆
連絡先:fumi@flink22.com
HP : https://flink22.com/
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