「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」
こんな言葉聞いたことありませんか?
これはプロ野球の世界で活躍された
故野村克也さんの言葉です。
もともとは江戸時代の剣術の教えから
来ているようですが
なんかすごく納得できる言葉ですよね。
新規事業において
経済合理性の観点からだけであれば
やらない方が得策です。
「価値に不思議の勝ちあり」というように
経営層や上司も「こうすれば成功する」
という明確な答えは持っていません。
新規事業は得られるリターンが
予測不能な状況で経営資源の動員が必要です。
その時には社内からの批判や
部門間の軋轢も助長することになるでしょう。
したがって経営者や上司は
「部下に任せて」その都度正解を教えるのではなく
「本気で取り組んでいる」という姿勢を
いかに見せることができるかが大切かと思います。
「君に任せたから社運をかけて
頑張ってくれ!」ではうまくいきません。
権限を付与し
支援し、結果に対する責任を共有する。
このような姿勢だと思います。