昨日はシステム１とシステム２の
違いについて簡単な計算例を挙げて
お伝えしました。
あらゆる状況でシステム２を
発動させることが大切なのですが
多くの場面で私たちは
システム１に支配されています。
ハロー効果という概念があります。
また例を挙げてみます。
Ａさん
頭がいい、勤勉、直情的、批判的、頑固、嫉妬深い
Ｂさん
嫉妬深い、頑固、批判的、直情的、勤勉、頭がいい
Ａさん、Ｂさんそれぞれ
どのような印象を持ったでしょうか？
なんとなく
Ａさんは頭がいいんだな
Ｂさんは嫉妬深いんだな
と思ったのではないでしょうか？
ハロー効果とは
ある対象を評価するときに
目立ちやすい特徴に引きずられて
他の特徴についての評価が
歪められる現象のことをいいます。
今回で言うと挙げた特徴はAさんBさんとも
一緒なのですが最初の言葉に引っ張られて
印象を強くした方が多いと思います。
これって日常的によくあることで
システム１の仕業です。
他人を評価・印象付けるときに
システム１で認知することで
それが全てと思ってしまう。
やはりシステム２を意識することが
理解につながる一歩かなと思います。
