10月にオススメする本は少し前になりますが
「コーチング」という著書になります。
初版が2001年なので中日の監督になる前です。
現役を引退され、野球評論家をされていた時で
キャンプで横浜の臨時コーチもされていました。
そんな時に選手にどう接していたか。
今では「コーチング」という言葉は一般的になりましたが
20年前だとただ「指導する」という意味で
使われることが多かったと思います。
しかし、落合氏の言葉は今の会社組織の中にある
上司と部下の問題にも通じるところが多々あります。
冒頭に
「コーチという仕事は教えるものではなく、見ているだけでいい」
落合氏独特の持論が展開されます。
そして
「現代社会において上司は教えることに慣れ、
部下は教えられることに慣れすぎている。」
と言葉の節々が響きます。
落合氏が好きな人はもちろん、そうでない人も
「コーチング」を理解する良い著書になるかと思います。