つなぎの診断士

自動車整備士の資格と経験を持つ経営コンサルタントのブログ

チームも谷に落ち、くぐる。

先週からずっとU理論についてお伝えしています。

理論ってよく実務では使えない、所詮は机上のもの。

と言われますが

多くの個々の事実を研究し統一的に説明するために

すこし抽象度をあげた知識で現実世界で

起こる現象を理解するためのツールです。

 

U理論はおもに人(個人)の成長プロセスを

理解するのに役立ちますが組織においても同じです。

 

一般的に言われるU理論のイメージはこちら

実はこれによく似た組織の成長プロセスを

表すモデルがあります。

それがタックマンモデルです。

 

タックマンモデルはチームが

成長する過程を大きく4つに分けています。

 

形成期

チームを組んだ最初の頃は期待に満ち溢れ

このメンバーなら目標達成は可能ではないか?

と思っています。

チームで進むにつれてお互いの意見の違いや

メンバー相互で思い通りに行かないことがでてきて

そのうち対立・言い争いが起きてギクシャクします。

チームで成果を上げられるかそうでないかは

この嵐の時期がポイントです。

秩序

嵐の中でメンバー同士がお互いの違いを認め

腹を割って話すことで価値観・考え方・やり方の違いを

受け入れられるようになります。

チームの中で新しい秩序が生まれます。

成果

新しい秩序が生まれたチームは

これまでの価値観や考え方に捕らわれることなく

対話が進みます。

そして大きな成果となります。

 

私はこのプロセスもU理論と同じように

谷を落ち、谷をくぐると言っています。

モヤモヤから成果になるステップ

 

私は組織をみる時に谷を落ちているか

くぐっているかを見ているようにしています。

組織のリーダー層・マネジメント層も

今自分たちがどの段階にいるかを

U理論やタックマンモデルで認識できるようになると

焦らなくてもよくなります。

 

 

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