つなぎの診断士

自動車整備士の資格と経験を持つ経営コンサルタントのブログ

「みんなでつくる」ためにはチームビルディングが必要

先日から日野自動車の不正にかかる
調査報告書についてお伝えしています。

あまりにもシンプル過ぎる
「みんなでクルマをつくっていない」

「みんなで」とは会社全体であり
一つのチームとしてつくっていないということです。

チームとして「みんなで」つくるには
どうしたらよいでしょうか。

そこで私たちの提唱するSSR理論を
用いたチームビルディングの出番です。

SSRとは
Strength(人材力)
Structure(組織力
Relation(関係力)です。

このどれか一つでも欠けると
チームとして成果をあげることはできません。

今回の調査報告書を読んでみると
人材力についてはある意味
互いの能力を認めていました。
(それが強すぎるあまりセクショナリズム
生んでいたという事実はありますが)

組織力や関係力が大きく欠けていた印象です。
真因のタイトルとして
「業務をマネジメントする仕組みが軽視されていたこと 」
と書かれておりこれは組織力の欠如を意味しています。

あとは全体的にパワハラ体質であったことも
指摘されています。関係力の話です。

今後の日野の復活はこれら
人材力、組織力、関係力を順に再構築
していく必要があるのではと思いました。