つなぎの診断士

自動車整備士の資格と経験を持つ経営コンサルタントのブログ

面談は誰のための時間?

昨日は常に現状と目標が明確になっていて
フィードバックしあえる組織が
成長するということをお伝えしました。

フィードバックをする場として
最近注目されているのが1on1です。


ヤフーが2012年から導入して
その成果と共に注目されました。

1on1の定義として一般的には
・上司と部下との1対1の継続的な対話
・わざわざ定期的に上司と部下との間で
 行う1対1の対話
・上司が部下の話を聴く場、部下のための時間
と表現されています。

ポイントは
・上司と部下が1対1
・継続的に実施
・部下の成長支援のための時間

これまで面談という形で
1対1のコミュニケーションは
とられていましたし
継続してやっているという会社も
あるでしょう。

しかし、ポイントの3番目
「部下の成長支援のための時間」という
エッセンスが抜けているところが
多いのではないでしょうか。

結局何の目的でやるのか
というところが大事ですが
皆さんの会社でやられている面談に
1on1の3つのポイントが
含まれているかどうか
考えてみてもいいかもしれません。

成果をあげるチームがしていること

昨日はついお笑い好きが出すぎて
週末のテレビ番組の話を
してしまいました。

今日は話を戻したいと思います。

土曜日に開催したセミナーに
参加いただいた方の振り返りで
多く出たのが目標を共有すること
でした。

ではなぜ目標を共有することが
成果をあげられると思ったのでしょうか。

これは以前お伝えした
フィードバックにもつながります。

flink22.hatenablog.com

フィードバックは目標を共有することで
相手に目標と現在地のギャップを明確にさせ
次の行動を促す効果がありました。

つまり、チームの目標や
個人の目標を共有することで
お互いに現在地と目標とのギャップを
伝えあえることができ行動を
促せることになるのです。

また、最近よく耳にするコーチング。
コーチングも同じで様々な定義がありますが
一般的には自発的行動を促進するコミュニケーションと
言われています。

コーチングも現在と目標のギャップを
明確にするコミュニケーションです。

変化の激しい現代で
成果をあげる組織と言うのは
常に現在地と目標が明確になっている
組織のことを言うのだと思います。

 

人を笑わせられるのもビジョンがあるから

週末は久しぶりに声をだして笑いました。
土曜日の夜にフジテレビで放送された
「IPPON女子グランプリ」を観たのです。

news.yahoo.co.jp


参加者は全員女性芸人または女性タレント。
審査員&解説者として
主宰の松本人志さんや麒麟・川嶋さんなど
豪華なメンバーです。

内容はいたってシンプルな大喜利です。
といっても非常に奥が深いです。

お題に対してフリップで回答しますが
言葉の面白さに加え
声の強弱、緩急などの言い方
フリップを出すタイミングなど
素人にはわからないお笑いの技術が
たくさんつまったものです。

今回は副音声的に審査員の
声が一緒に流れていました。

その中で注目したのが
麒麟・川嶋さんが何度も発した言葉

「画が浮かぶわ~」
「画が浮かばない」

面白い回答には「画が浮かぶ」と言い
もうちょっとという回答には
「画が浮かばない」と言ってました。

つまり面白さを伝えるのも
相手が「画が浮かぶ」かどうか。
そうです、ビジョンです。

大喜利と言う短い回答の中に
映像やストーリーが浮かぶと
聞いている私たちが「面白い!」と
笑ってしまうんですよね。

改めて自分にも問いたいと思います。
そこに「ビジョン」はありますか?と。

気づかないとわからない。

昨日、働き方改革の本質を学ぶ
ゲーム型研修「ライフ・スイッチ」の
体験会を実施しました。

大学生も参加し合計7名で
2チームに分かれ勝敗を競いました。

最初はゲームのルール理解に
難儀しながらもだんだんと要領がつかめ
ほぼエラーなしで進めました。

後の振り返りで多くあった意見として
目標ややりたいことをチーム内や
パートナー同士で共有することの重要さです。

普段の生活の中でパートナーと
目標を共有することはあまりないと思います。
目標というと数字的なものや
達成しないといけないものと
考えがちですが
〇〇年後にどうありたいとか
どんな状態にあったらうれしいなど
ビジョンを共有するとすれば
話しやすいのではないかと思います。

そしてメンバーの特性や強みを
理解するという意見もでました。

これはまさに私が言っている
「人材力」の話です。

チームが活性化する第一歩として
互いの特性をわかっていること。

ゲームの中で気づいていただいたところは
とてもよかったと思います。

今日、ゲーム型研修体験会です。

今日は午後から
働き方改革の本質を学ぶゲーム型研修」の
体験会を行います。

 

参加者もゲームが成立する人数まで
集まりほっとしています。

普段の仕事や生活で起こっていることが
不思議とゲームの中でも起きます。

そしてゲームを通して
問題に気づくことができます。

情報があふれる現代において
起きている問題や起こるであろう問題は
ある程度知ることができます。

ただそれは知ってただけでは
自分事にならないんですね。

自ら経験・体験しないと
残念ながら気づくことはできません。

だからゲームの中で気づきの
きっかけを得てもらいご自身の
仕事と生活に役に立ててもらうのが
今回のゲーム型研修の趣旨でもあります。

今日の参加者がどんな気付きを得るか
とても楽しみです。

フィードバックをゴルフで理解する。

昨日は「フィードバック」について
お伝えしました。
フィードバックとは
目標からのズレを相手に教えることです。



仕事以外でよくあるフィードバックは
ゴルフでコースを周っているシーンです。
特にキャディさんがいる場合です。

ティーショットでフェアウェイど真ん中に
つけるナイスショットでした。
そこからピンまで何ヤードかを
キャディさんがいると聞きますよね。
キャディさんは〇〇ヤードと答えます。

これがフィードバックです。

その後にどのクラブにするか
どれくらいの力で打つか方向はと
自分で決めて二打目を打ちます。
これがフィードバックを受けた後の
行動です。

そのホールのピンという目標があり
プレイヤーとキャディさんは共有しています。
キャディさんの方がホールを
良く知っているので目標と現在地との
ギャップを教えてくれます。

ゴルフをやっている人はもちろん
やっていない人でもなんとなく
イメージはできるのではないでしょうか。

ゴルフのプレイヤーとキャディさんの
イメージで仕事でもフィードバックを
実践してみましょう。

本当にそれ、フィードバック?

最近いろいろな場面で
フィードバックをいただく機会が
増えてきています。

「フィードバック」ってよくある
カタカナ表記のビジネス用語ですが
みなさんもビジネスシーンで
1回は使ったことがあるのではないでしょうか。

フィードバックの語源は諸説ありますが
一つは大砲と着弾点との関係です。



昔は大砲を打つ人と的の位置を指示する人が
違いました。
打たれた砲弾が的からズレていると
次に支持する人が細かい調整をして伝えます。

つまりフィードバックとは
目標からのズレを相手に教えること
だと私は理解しています。

このとき何が一番大切かというと
必ず目標があるということです。

なのでフィードバックをする人が
相手の目標を知らない限り
フィードバックとは言えない。
ということになります。

フィードバックを相手に求められたとき
最初に目標は何かを確認したうえで
行うとより相手にとって次の行動に
繋がりやすく有意義なものになります。